県教委が県内の公立学校に通う児童、生徒…
県教委が県内の公立学校に通う児童、生徒合わせて約11万人を対象にした人権アンケートを今月、パソコンを使って一斉に実施すると発表した。
先生も走り出すほど忙しいと聞く年末。何もこんな時期にやらなくてもと思ったが、現代の利器パソコンを使えば意外に容易なのだという。
各校に導入された教育向け情報共有システムを活用。調査はいじめやハラスメントに関するデリケートな内容となるが、回答は無記名で個人の秘匿性も十分担保されるとしている。
アンケートではないが、この時期は県が実施するパブリックコメントも毎年、増える傾向にあり、今年も15件が今月中に手続きに入る予定。
意見を求めるのに適した時期かどうか、複数の案件が集中することにも疑問があるが、県の政策や計画に直接意見を言える大切な機会。より多くの県民の積極的な参加を期待する。
大部の計画書に目を通すのは苦労だが、パソコンを使えば県ホームページから必要な情報も比較的容易に得られる時代。大人も子どもたちに負けないよう、情報機器を活用した意思表示に取り組みたい。(松)