季節が1カ月分ぐらいワープして、半袖姿から、いきなりコートやジャンパー着用の日々になった。気候変動の激しさに、身体が追いついていかない。

　新型コロナの感染者数も、全国的に激減して、日によってゼロの県も。なぜここまでの状況になったのか、専門家でもよく分からないようだ。いい傾向に見えるが、“嵐”の前の静けさではないのか、との不安もよぎる。

　人の往来が増えて、観光地も少しずつ人出が増えてきている。奈良でも、夕暮れ時のホテルの窓を見れば、灯りのともる部屋が随分と増えたような印象だ。

　数日前、駅ビルの酒店で買い物中、観光客の中年女性が「土産におすすめのお酒は?」と店主に聞いている場面に遭遇した。迷った末にズラリと並んだ地酒の4合瓶ではなく、300ミリリットル瓶を購入していた。

　北海道まで持ち帰りとなると、やはり小さな瓶に目がいく。旅先で買うなら、やはりワンカップなどが中心になるのは仕方がない。

　奈良の地酒では、小瓶の種類はそんなに多くない。経費はかかるだろうが、土産用の小瓶も増えたら、のんべえにはうれしい。(恵)