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県内で11日から18日までの8日間に5…

 県内で11日から18日までの8日間に5件の死亡事故が発生したのを受け、県交通対策協議会は21日、交通死亡事故多発警報を発令した。県民は気を引き締めなければならない。

 「交通戦争」と呼ばれたのは高度成長期。昭和45年には全国で1万6765人の死者が発生した。昨年は、2839人と昭和23年以来、初めて3千人を下回った。

 今と昔の自動車を比べると、全体に大きく重くなってきているのに気づく。エアバックなど安全装置の進化が著しい。事故死が減少した大きな要因だろう。

 現在の大きな課題が高齢者の交通安全対策。2人が死亡した池袋暴走事故の被告(90)は禁固5年の刑が確定したが、明日はわが身と注意が必要だ。

 高齢者は運動神経の衰えなどにより、どうしても運転ミスが多くなる。運転免許証を自主返納する人も増えてはいるが、生活のため自動車が必要な人も。

 スバルが一般道でもハンドル操作や加速、減速を自動制御する自動運転車を2020年代後半に投入すると発表。各メーカーの開発が激化しているが、こういう競争なら歓迎したい。(栄)

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