注目記事山下県政 世論調査の全結果掲載

国原譜

「私たちが伝えるべきは“予測”。起ったこ…

 「私たちが伝えるべきは“予測”。起ったことでなく、これから起きる被害を最小限に食い止めること」。朝のNHK連続テレビ小説「おかえりモネ」でのテレビ局気象班デスクの言葉だ。

 台風接近が接近する中、浸水などの被害情報の把握に躍起となる主人公の気象予報士。しかし、人の命を守るためには「今」を伝えるだけでなく、「これから」を伝えることが大切だとデスクは諭す。

 技術の進歩でかなり正確な予報が可能となった。しかし、その情報を人々の心に伝えることは難しい。

 気象庁や河川を管理する国土交通省は、分かりやすく危険を知らせようと毎年のように工夫を凝らしている。しかし、正確な情報も人々の避難行動に結びつかなければ意味がない。

 「自分は大丈夫だろう」と思ってしまう、人々の災害に対する意識を変えることが必要だ。デスクの言葉は、伝えられる側にも届いて欲しい。

 折りしも台風14号が県に近づいている。警報級の大雨が予想され、低い土地の浸水や河川の増水、土砂災害に注意が必要だ。危険を感じたら早めの避難を心掛けてほしい。 (法)

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