ローマ皇帝や恐竜が患ったといわれる病気・痛風が30年来の持病である。ぜいたく病とも言われているが、祖父、父に続いているから筆者の体質だろう。

　脂身の多い肉類など控えねばならない食材が多い。若い頃、「いったい何を食べればいいのですか」と病院長に尋ねたら、「おいしいのはダメ。まずいのがいい」と。目の前が真っ暗に。

　もっとも、そんなに気を配らなくとも、薬のおかげで発作は抑えられ、定期的に通院しているので、全体としてほぼ健康を維持している。一病息災だろうか。

　大阪府と大阪市が2025年大阪万博のパビリオン概要を発表。乗るだけで来場者の健康状態が分かるアトラクションのほか、食事や運動のアドバイスをAIから受けられる。

　1970年大阪万博は未来の夢を展示するパビリオンが多かった。今回は身近な医療・健康がテーマの一つになるのだろうか。時代の変遷を感じさせる。

　万博開催までは、新型コロナ禍を収束させていなければならない。特効薬の開発。十分な栄養、睡眠と適度な運動で免疫力をつける。やはり、医療・健康がカギを握る。(栄)