特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

このところ、朝夕はかなり涼しい日もあり、…

 このところ、朝夕はかなり涼しい日もあり、秋の気配が色濃くなった。虫の鳴き声が響き、ハギやサルスベリのピンク色の花も目につく。

 9月に入ったが、そんな秋の訪れを楽しむ余裕はとてもない。コロナ感染の底知れぬ広がりが、学校の2学期の開始を延期させたり、日常生活にさまざまな影響を及ぼしているからだ。

 奈良県内の患者数も、200の大台を超えてしまい、なかなか減らない。「大阪など他府県への不要不急の外出は控えて」といった呼び掛けも、五輪の盛り上がりや、お盆休みの前では県民に響かなかったようだ。

 先日、家の近くの居酒屋を外からのぞいて驚いた。いまだにテーブル上に間仕切り用の透明のパーテーションはなく、幼児連れのグループが飲食。これでは感染者数が減るわけがない。

 より強いメッセージや感染防止対策の指導が必要な時ではないか。コロナの状況について「明かりは見え始めた」などと「個人的願望」をつぶやく国のトップに期待はできない。

 「コロナ、猛暑、大雨」の三重苦に泣いた今年の夏休み。今後も油断したら勝てない。(恵)

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