特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

東京パラリンピックが佳境を迎え、甲子園…

 東京パラリンピックが佳境を迎え、甲子園では県代表の智弁学園が準決勝に進出。そんな明るいスポーツの話題にひとときコロナうつを忘れる。

 ただ一方では今秋に三重県で開かれる予定だった国民体育大会の中止が決定。令和13年を目指す県の開催日程にも今後、影響が懸念される。

 また一昨日の関西広域連合定例会では、同連合が招致した生涯スポーツの祭典「ワールドマスターズゲームズ2021年関西大会」について議員から再延期を求める声が相次いだ。

 いずれも新型コロナウイルスの感染状況を踏まえた上での判断や要望。東京五輪の実績が次につながると思えたが、そう簡単にはいかない。

 特に国体や生涯スポーツは選手同士やスタッフ、住民との交流が重要なテーマ。だから無観客でもテレビを通じて盛り上がり、多くの人を元気付けた五輪と同じとはいかないよう。

 とはいえ社会全体をむしばむコロナ禍に対抗するにはスポーツの取り組みが効果的。中長期的な展望も見据えて県内でもワールドマスターズゲームズ、そして国体開催に向けた準備をしっかり進めたい。(松)

 

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