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国原譜

東京五輪の終わりごろから、急激に増え続…

 東京五輪の終わりごろから、急激に増え続ける新型コロナの患者数。今や全国各地で、毎日のように過去最多を更新するなど、大きな感染の波が日本列島に押し寄せている。

 1年半以上のコロナとの闘いに国民が疲れ切って、「これくらいなら大丈夫だろう」と気を緩めたところにウイルスが攻め込んでいる感じだ。そこに五輪、夏休みが重なり、我慢の糸は緩んでしまった。

 政府の動きは相変わらずの「現状追認」で、後手後手感がぬぐえない。コロナ対策の予算はしっかり組んでいるのに、きちんと使われているのだろうか。

 先を読んだと思われる政策が見えず、自助を国民に求めているだけにしか見えない。自宅療養中に、適切な医療を受けられないまま孤独死する事態も増えている。

 自分の身は、自分で守るしかない。そのためには正しい知識も必要だ。「ワクチン注射をしたらマスクなしでいいと医者から言われた」という認識の高齢者もいるようだが、注射後の感染例もある。

 マスクは自分と周囲の人を守る最大の“武器”。早く「武器よさらば」と言える日が来てほしい。(恵)

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