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国原譜

生き残りをかけてコロナ対策に力を入れる…

 生き残りをかけてコロナ対策に力を入れる飲食店。パネルで仕切られた席は窮屈だが、もう慣れてきたし、小さな個室のようで何だか落ち着く。

 そんな利用者の個人的な思いとは別に、いま県内では飲食店に対する営業時間の時短要請をめぐる県と市の論議が改めて注目を集めている。

 第5波ともされる感染者の急増に危機感を募らせる奈良市は夏季集中特別警戒警報を発令。併せて今月11日から24日まで市内飲食店に午後8時までの時短をお願いすると発表した。

 ただ県は第4波の際に県内9市町村が実施した時短要請について、他地域との顕著な差は見られなかったとし、施策効果に疑問符を付ける。

 その上で県は、飲み屋街が少ない県内では夜間の時短より、各店がコロナ対策に取り組む方が有効と主張。宿泊施設と併せて、感染防止対策施設認証制度の普及啓発に力を入れる。

 ウイルスの国内上陸から1年半あまり。店や客の間には対策疲れがたまっているが、同時に多くの経験も蓄積されている。過去のデータを分析して、より効果的な施策につなげる取り組みが期待される。(松)

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