注目記事奈良県内の自治体異動名簿掲載

国原譜

お盆休みのシーズンが始まった。しかし、…

 お盆休みのシーズンが始まった。しかし、昨年と同様、新型コロナウイルス感染拡大が暗い影を落とし、県内でも多くの行事が中止に追い込まれている。

 5日から事前予約制で行う予定だった「なら燈花会」は直前に中止。14日から平城宮跡歴史公園で予定されていた天平たなばた祭りも中止となり、15日の奈良大文字送り火も縮小開催となった。

 県施設を使用した行事も県の要請で多くが中止。主催者は損失をこおむるが、飲食店とは違い協力金もない。

 奈良には緊急事態宣言もまん延防止も出てない。感染防止のためとはいえ、明確な法的根拠もなく中止とされてしまうのは主催者も納得できないだろう。

 こうした状況の中でも開かれている行事もあり、公平性の観点から疑問を感じる人も多い。その最たるものが、きょう8日、閉会式を迎える東京五輪であることはいうまでもない。

 現在の感染拡大と五輪の因果関係はわからない。だが、パンデミックの中での五輪開催の是非は今後も検証しないといけないだろう。同時に現在の五輪のあり方への議論も必要だ。(法)

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