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新型コロナウイルスの感染対策で県が緊急…

 新型コロナウイルスの感染対策で県が緊急対処措置を示して2週間。春の大型連休も終わり暮らしが平常に戻る中、同措置の結果が注目される。

 改めて県内の状況を振り返ると最少55人から最多105人まで幅はあるものの、この間も一進一退、高い水準で感染者の確認が続いてきた。

 隣接する大阪府や京都府でも感染者の発生数は似たような動きを見せてきたが、今後は緊急事態宣言の対象となった地域と、独自措置をとった県との間で差が出てくるのだろうか。

 同宣言は既に月末まで期間延長が決定した。県も今後の対応について、きょう10日に開く県対策本部会議で検討、新たな方針を示す見込み。

 一方、ワクチンの接種はこれからが本番。変異株には効きにくいなど不安要素も指摘されているが、先行したイスラエルでは好成績が報告されており頼みの綱に託す期待は大きい。

 今年も楽しめない大型連休だったが、募る疲れや不満を払い、改めて感染拡大とワクチン接種の速度競争に挑む気概を持たせてほしい。行政にはそんな住民感情に寄り添う感染対策を示してもらわねば。(松)

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