特集奈良の鹿ニュース

国原譜

東京五輪の開催も微妙な雰囲気になってき…

 東京五輪の開催も微妙な雰囲気になってきた。年配の人にしてみれば、三波春夫の軽快な「東京五輪音頭」が、今も耳に残っていることだろう。

 日本国中を走った聖火ランナーのことも、目に浮かぶに違いない。平城宮跡や県コンベンションセンターで予定していた「大立山まつり」も中止になった。

 シンポジウムなどはオンラインで配信されるが、会場の展示や出店が楽しみだっただけに残念だ。たしか五輪の聖火も展示されることになっていた。

 開会した通常国会で、菅首相が施政方針で、五輪開催への意欲を語ったが、国民の意識は相当冷めてしまった。開催してほしいが、他国の選手が入国できるのかと思う。

 そんな時に、国民スポーツ大会と名前を改めた国体の県開催が内々定した。10年後の令和13年という。これも昭和59年の開催以来だから47年ぶりとなる。

 奈良県中が燃えた。他県の選手・関係者を迎えるのに、県民上げての祭典となった。夏季は皇太子時代の上皇さま、秋季は昭和天皇をお迎えしたことを思い出す。2度目の国体に向けてスタートだ。(治)

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