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国原譜

いろいろなことが様変わりした、静かな年…

 いろいろなことが様変わりした、静かな年末年始だった。NHKの紅白歌合戦は無観客で、複数のステージからの放映だったが、音楽がじっくりと楽しめた。進行がスムーズで無駄がなく、個人的には今後もこの形式にしてほしくなった。

 除夜の鐘、初詣、年始参り…、自粛だらけで「巣籠もり」状態の人が多かったのではないか。例年に比べて車の往来も少なかった。奈良県内のコロナ感染者は、この間に2千人を超えた。

 コロナの影響で撮影が延びた大河ドラマ「麒麟がくる」は越年。10日の放送では、初めて大河で本格的に取り上げられた大和国の松永久秀の謀反が焦点となる。

 「信長公記」によれば、天正5(1577)年に久秀は信貴山城(平群町)に立て籠もり、織田信長は嫡男信忠を大将に、佐久間信盛、羽柴秀吉、明智光秀、筒井順慶らによる軍を送ったという。

 信貴山城だけでなく、片岡城(上牧町)などでも激しい攻防があったそうだ。果たして、久秀の最期はどんな風に描かれるのか興味深い。

 これを機に、郷土の歴史に対する関心が高まることを期待している。(恵)

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