国原譜

今年のHHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公は、“日本資本主義の父”の渋沢栄一。奈良との繋がりでは、100年前の聖徳太子1300年遠忌で奉賛会副会長を務めたことが知られる。

 しかし、3日付本紙連載「令和に生きる~聖徳太子1400年御遠忌」でも記すが、渋沢は最初、協力を拒否したという。その理由は「聖徳太子が嫌い」。

 太子は死後に伝説化し、中世には「太子信仰」が庶民層にも広がった。しかし、江戸時代には「日本古来の神道を軽視し仏教を広めた」として一部の国学者が批判した。

 勤皇志士だった渋沢も同じ理由で太子が嫌いだったが、周囲の説得で誤解を解いたらしい。1300年御遠忌は明治維新後に評価が下がった太子の復権の場だったといえる。

 太子の教えも戦前は天皇への忠節を説いた部分が強調された。最近は太子の存在を虚構とする説が出るなど、太子の評価は時代によって変わってきた。

 今年、新型コロナウイルス感染が広がるなか、聖徳太子1400年御遠忌を迎える。太子は人々にどのように受け止められるだろう。(法)

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