国原譜

 「明けましておめでとうございます」。年賀状を書いていても、今回は例年になく気が重い。新型コロナ感染拡大が収束しないのが、主な原因だろう。

 「毎年、同じことをやって進歩、変化がない」と、年中行事や伝統行事は、これまで個人的に好きではなかった。「長年、続けるのが大切」の意味が分からなかった。

 若い頃、正月の初詣を取材した。満員電車ほど人々で混み合う中、参拝者がさい銭を投げている写真を撮った時は「こんなの、昨年、おととしの写真を使っていても同じじゃないか」と心の中で悪態をついていた。

 ところが、来春の初詣風景は一変すると予想される。参拝者は密を避けるため、人との距離をとるだろうし、マスクをしているだろう。このような光景がこれまであっただろうか。

 夏の全国高校野球のほか、今年は新型コロナ禍で中止を余儀なくされたイベントが多かった。「続けることができるありがたさ」が身に染みる。

 年賀状には、平穏な日々が戻るよう希望を託したい。新型コロナ感染が、「明けましておめでとうございます」となるように。(栄)

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