募集「悩み」や質問募集 僧侶3人がお答えします

国原譜

相変わらず漫画「鬼滅(きめつ)の刃(や…

 相変わらず漫画「鬼滅(きめつ)の刃(やいば)」の人気はすごい。4日発売の最終巻23巻は初版395万部を発行。初日に完売した書店も多い。

 10月公開の映画も6日時点の興行収入は国内歴代2位の288億円で記録更新も視野。国会答弁にまで登場するなど、もはや社会現象化だ。

 筆者も単行本を全巻読破し映画も鑑賞。強力な敵との闘いや友情といった少年漫画の王道を歩みつつも、敵である「鬼」も含め登場人物たちが持つ背景を丁寧に描く物語に好感を持った。

 それでも、今の人気の過熱ぶりは異常に感じる。なぜ、ここまで人々を魅了するのか。評論家や研究者らが「鬼滅の刃」を語る連載が本日付本紙暮らし面で始まった。

 第1回では評論家の藤本由香里さんが現在の世相との関連を指摘。多くの犠牲を覚悟して勝ち目のない鬼との戦い耐える物語が、コロナ禍で先が見えない現代社会とシンクロするという。

 優れた物語は時代の写し鏡といえるのだろう。連載は2回目以降もゾンビ研究者や能楽師ら多彩な人たちがそれぞれの立場で人気の謎に迫る。(法)

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド