国原譜

 自宅近くの飲食店に弁当を買いに行った。店のあるじは威勢のいいあいさつ。通常なら実に気持ちがいいのだが、小さなシールドが頼りなく見えた。

 新型コロナウイルス感染防止策で、同僚が利用するスーパーではレジ打ちの際、商品の値段の復唱を休止中とか。小声、無言が来店者に安心感を与える。またスタッフの接客を最小限にし、スマートフォンで宿泊手続き、入室できる非接触が売りのホテルも登場。ドライなもてなしが受け入れられつつある。

 感染を防ぎ、周囲の経済活動を途絶えさせないためには利用者側の配慮も必要。政府などの提唱とは関係なく自ら課したい。

 若い頃とあるバーで、1、2杯の酒を短時間で楽しみ帰宅する常連客の話を聞いた。当時はスマートな姿にあこがれただけだったが、今は心からそうありたい。

 仲間と語らいながらの飲食は楽しい。ただ、お気に入りの店に今後も営業を続けてもらうには、我慢の姿勢もいる。

 気持ちのいい接客の一つは元気のいい声だと、地声の大きい身は信じている。日常にその日が戻るまで、しばし小声も貫きたい。(智)

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