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国原譜

20日までの10日間、全国地域安全運動…

 20日までの10日間、全国地域安全運動が展開された。安心安全な地域社会の実現を目指す関係団体、警察主導の取り組みだ。

 期間中は本紙も連日、各地の啓発活動を報じた。目にされた読者もいることだろう。今年の重点項目の一つは特殊詐欺の被害防止だった。

 現在県内で多発する手口は、玄関先でキャッシュカードをすり替えたり、だまし取る方法。なりすます人物は警察官や銀行員、百貨店員、役場職員など多彩だ。

 県警によれば、今年の9月末時点での特殊詐欺認知件数は前年同期比17件増の139件で、被害額は同比約9280万円増の約2億4千万円。決して少なくない数だ。

 額は記されていないが、キャッシュカードは労働や節約など人生の努力が詰まった金券と同じものとの意識を強く持ちたい。そんな大切なものは甘言、警告があれど軽々に他人に手渡しはしない。

 話術、宣伝文句に乗せられ、買い物に失敗した時でさえけっこうこたえる。だまされて大金を失うなどはなおさらで、生きる意欲にもかかわる。警察への相談、防犯電話設置などできることは実践したい。(智)

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