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国原譜

トラベルに続いてイート、そしてイベント…

 トラベルに続いてイート、そしてイベントに商店街。コロナ禍で打撃を受けた経済活動の復興を目指す国の各キャンペーンが順次、動き始めた。

 県も独自に宿泊観光の振興や市町村による取り組み支援を推進。コロナ対策と併せて県民による県内消費の促進にも効果が期待されている。

 ただ事業の実施に当たっては感染の拡大を誘発しないことが大前提となるのはもちろん、公費を投入するのに見合う効果を挙げることや受益の公平性確保など問われる課題も多い。

 そんな中で注目を集めたのが県の第1期観光キャンペーン。コンビニ扱いのクーポンが初日に完売し、2期では抽選方式に改善が図られた。

 求められるのは感染症の影響で苦しむ店舗や事業所に広く支援の手が行き届き、できるだけ多くの人が公平に利用できる制度。そして分かりやすい説明と告知の徹底が欠かせない。

 今はまだ観光や食事、イベントなどの活動振興に予算を割くより、PCR検査の態勢拡充などを優先すべきとの指摘もあるが、両者を同時並行で実現するウイズ・コロナ時代の知恵と努力は支持したい。(松)

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