特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

「ゴキブリ」に対して、いいイメージを持…

 「ゴキブリ」に対して、いいイメージを持つ人は極めて少ないだろう。夜、床を這い回る姿を想像するだけで、子どものころの恐怖体験がよみがえる。

 時折こちらへ“空中戦”を挑んでくることもあり、「ギャー」という悲鳴が台所に響く。ハエ叩(たた)きなどで恐る恐る叩こうと試みるが、逃げ足が早く追い付かない。

 こういう場面で若い頃の母は新聞を丸めて退治、時には素手で“確保”することも。いやはや、母の力は恐るべし。筆者が小4まで暮らしていた佐賀の方言では「ごっかぶい」と呼んでいた。

 ものの本によれば、「御器(ごき)かぶり」からきている。お椀(わん)などの食器にかぶりつくから、という。「か」が入るだけで、何か別の生き物の感じさえするから不思議だ。

 そんなゴキちゃんのイメージを変えたいと、橿原市昆虫館で開かれている特別展「G20橿原サミット2020―集まる世界の代表―」が好評という(7日付1面既報)。

 期間を延長して、18日まで国内外の約23種類80匹が出迎えてくれるらしい。興味のある方、「ゴキとの遭遇」はいかがか。(恵)

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