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国原譜

ウイルスと共存するウイズ・コロナ時代の…

 ウイルスと共存するウイズ・コロナ時代の新常識。まずは基本のマスク着用と3密回避。そして次にはスマホ用の接触確認アプリ導入だという。

 厚生労働省が提供するCOCOA。インストールしたスマホを持ち歩いている人との接触を記録、その中に陽性者が出れば通知してくれる。

 ブルートゥースという通信技術を利用。1メートル以内の距離で15分以上の接触があれば自動的に記録するが、個人情報は保存せず、コロナの潜伏期間の14日が過ぎれば全て削除される。

 ただ本格運用が始まった7月にも小欄で紹介したとおり普及率が課題となっており、特にポイントとなる陽性者の登録数が伸び悩んでいる。

 開会中の9月定例県会では感染を経験した植村佳史県議が質問。県内の感染者登録が一桁にとどまっていると報告されたのを受け、コロナ対策に有用として普及促進を強く求めた。

 ただスマホを誰もが所有する社会基盤の一つとしてアプリ活用を呼び掛けるならプライバシー保護と不正利用の防止、通信費の軽減も含めた施策が不可欠。その上でウイズ・コロナ時代の常識としたい。(松)

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