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国原譜

19日からの4連休。比較的好天に恵まれ…

 19日からの4連休。比較的好天に恵まれ、行楽地に人出が戻りつつあるのを実感した。土曜日の夕方、奈良市の大宮通では所沢、長野、岐阜、姫路、福岡といった他府県ナンバーの車を結構見かけた。

 連休中の人出は、お彼岸の墓参りだけでなく、コロナ禍で閉鎖的な日々を過ごした人々が、久しぶりの解き放たれた時間や空間を楽しんでいるかのように思われた。

 筆者も、室生寺(宇陀市)に宝物殿ができたと聞いて出掛けてみた。お目当ては個人的に一番好きな、平安時代初期の木造、国宝「十一面観音菩薩立像」であった。

 入り口で検温・消毒のコロナ感染予防策を施し、30分の制限の中、宝物の数々をじっくり鑑賞した。ガラス越しなれど、以前よりもかなり近距離で諸仏を拝むことができた。

 同寺は、本堂や五重塔までは石段が続き、足腰の弱い高齢者らには少しハードルが高かった。だが、宝物殿は受付を入ってすぐの“平地”にあり高齢者らには優しい開設となった。

 少しだけ“山”を下りて、人々に寄り添いたいという、みほとけのありがたい御心のようにも感じられた。(恵)

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