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国原譜

自分好みの味が求められる中、個性を競う…

 自分好みの味が求められる中、個性を競う流れはクラフトビール、コーヒー以外にも広がる。クラフトコーラもその一つだ。

県内では曽爾村で動きがある。各地の天然素材を生かしたご当地コーラを手掛ける事業者と手を組み、独自のコーラを生み出そうとしている。

 使用候補に上がるのが大和トウキの葉、キハダの実、ヤマトタチバナの葉といった村内自生の植物。これらが世界各地のスパイスとどんなハーモニーを奏でるのか。

 先進地の熊本や高知では、地元のかんきつ類や黒糖、和ハーブ、サンショウなどを用いた無添加のクラフトコーラの素を商品化している。原液を炭酸水で割って飲む以外にも、アイスクリームにかけたり、他の飲料と混ぜたりなど従来品にはない味が楽しまれているようだ。

 曽爾村はクラフトビールでも、いち早く「曽爾高原ビール」を生んだ進取の気風に富む土地柄。同ビールの人気を思えば、今回も期待が高まる。

 新感染症で落ち込む経済の先行きは判然としないが、持てる財産を生かす前向きな取り組みには力をもらえる。商品化が待ち遠しい。(智)

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