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国原譜

コロナ禍の影響で、6月7日を最後に放送…

 コロナ禍の影響で、6月7日を最後に放送が一時休止していたNHK大河ドラマ「麒麟(きりん)がくる」だが、8月30日新作の放送が始まった。

 前回は、桶狭間の戦いで織田信長が今川義元を破ったところで終わっていた。今回から舞台は、桶狭間から4年後の室町幕府末期の京の都に移った。

 そして、ようやく大和が本格的に描かれ、松永久秀(吉田鋼太郎)の多聞山城が登場。さらに後に室町幕府最後の15代将軍(足利義昭)となる興福寺一乗院門跡の覚慶(滝藤賢一)も出てきて、少し興奮した。

 今回の前半では、8年にわたる明智光秀(長谷川博己)の越前国での貧しい暮らしぶりが描かれた。京から13代将軍・義輝(向井理)の使者として細川藤孝(真島秀和)が訪ねてくるが、劇中で光秀の赤子を抱くシーンがあった。

 「たま」と名付けられたこの娘は、後に藤孝の嫡男・忠興の嫁になる「ガラシャ夫人」で、この伏線の張り方には、声を上げた歴史ファンもいたことだろう。

 後半戦に入った大河ドラマ。松永弾正らが今後どのように描かれていくのか、興味は尽きない。(恵)

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