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再度の慶応義塾大学病院での検診で安倍晋…

 再度の慶応義塾大学病院での検診で安倍晋三首相の体調が気になるが、首相の連続在職日数が、故・佐藤栄作氏を抜いて歴代最長となった。

 約7年8カ月続く長期政権だが、もうそんなにたったのかと思う。デフレ脱却など経済政策を推進してきたが、消費税率が5%から8%、そして10%に引き上げられた。

 国民の暮らしが豊かになったという実感がない。記憶に残るような出来事はあまりなく、今は新型コロナウイルスとの戦いの真っ最中というところか。

 第1次政権は体調を崩して約1年で退陣した。その後の麻生太郎首相の時に、自民党は大敗して民主党に政権を奪われた。その民主党も3年で国民に飽きられた。

 安倍首相の長期政権の要因の大きなものが、党内事情と野党がバラバラであることだ。歴代首相がそれぞれ印象に残るのに、安倍首相のそれが見えない。

 そんな気掛かりの体調の中で、総選挙に向けた動きが始まった。県2区で次期衆院選に立候補を予定している共産党と国民民主党の2人が野党一本化に向けた会合に同席した。コロナ渦の選挙もあり得る。(治)

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