国原譜
夏山登山のシーズン。コロナ対策で小屋泊…
夏山登山のシーズン。コロナ対策で小屋泊まりを敬遠する人も出そうだが、日帰りなら大丈夫。県内で3密とは無縁の自然を満喫するのも良い。
もちろん登山には感染症とは違う、遭難というリスクが付きまとう。よく知っている身近な山でも侮らず、万全の準備を整えて楽しみたい。
県警の統計によると、県内では平成27年から令和元年までの5年間に計238件の山岳遭難が発生。この間は毎年40件半ばを超えており、増えてはいないが改善の兆しも見えない。
年齢別は60歳代が28%、70歳代が20%で合わせると半数近くを占めている。ただ高齢者は危険だから山に登るなというのでは短絡的すぎる。
要は年齢や体力、知識に応じた登山をすること。県警は遭難の主な原因に地理の不案内や無理な計画、不十分な装備を挙げ、それらをしっかり整えて山に入るよう呼び掛けている。
また「登山不適格者」という少々刺激的なタイトルの新書には「山を知り、己を知らば百山するも危うからず」とある。古い本だが登山家・岩崎元郎さんの好著。その言葉にも学び、ぜひ安全な登山を。(松)
もちろん登山には感染症とは違う、遭難というリスクが付きまとう。よく知っている身近な山でも侮らず、万全の準備を整えて楽しみたい。
県警の統計によると、県内では平成27年から令和元年までの5年間に計238件の山岳遭難が発生。この間は毎年40件半ばを超えており、増えてはいないが改善の兆しも見えない。
年齢別は60歳代が28%、70歳代が20%で合わせると半数近くを占めている。ただ高齢者は危険だから山に登るなというのでは短絡的すぎる。
要は年齢や体力、知識に応じた登山をすること。県警は遭難の主な原因に地理の不案内や無理な計画、不十分な装備を挙げ、それらをしっかり整えて山に入るよう呼び掛けている。
また「登山不適格者」という少々刺激的なタイトルの新書には「山を知り、己を知らば百山するも危うからず」とある。古い本だが登山家・岩崎元郎さんの好著。その言葉にも学び、ぜひ安全な登山を。(松)