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国原譜

「朝令暮改」で「二転三転」する政府の場当たり的な方針に

「朝令暮改」で「二転三転」する政府の場当たり的な方針に旅行会社などの関係者は振り回され「泣き面(つら)に蜂」で「疲労困憊(こんぱい)」ではないか。

 実施前からトラブルだらけの、政府による観光支援事業「Go To トラベル」が昨日から始まった。「東京除外」からキャンセル料問題が発生し、政府の迷走ぶりが際立った。

 そもそも「コロナが落ち着いてから実施する」との閣議決定が、7月23日からの4連休でも成果? を挙げたい政権の思惑によって前倒しされたことが混乱の発端だ。

 折悪しく、全国的な規模でコロナ感染の波が市中に広がり、「気分的に旅どころではない」というのが国民の多くが感じていることだろう。共同通信の世論調査でも「全面延期すべき」が6割を超えていた。

 今までの政府のコロナ対策はお粗末としか言いようがない。10万円にしろマスクにしろ、届くまでの時間がかかり過ぎた。PCR検査もあまり進んでいないように見える。

 最近は安倍首相の姿が隠れて見えない。「陣頭指揮」を望むのは、ないものねだりなのだろうか。(恵)

 

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