特集2024年春の高校野球奈良大会速報

国原譜

水辺の風景が頭に浮かぶことが多くなった…

 水辺の風景が頭に浮かぶことが多くなった。7月は例年なら海開きやプールの営業が始まる時期だが、新型コロナウイルスの影響で今年は思い通りにはいかないようだ。

 密が避けられなかったり、夏休み短縮で監視員などの学生アルバイトの確保ができなかったり。やむなく運営や営業を見送るところが少なくないと聞く。

 加えて休校に伴う授業時間の確保や、事前の健康診断の時間が取れないといった理由で、県内でもプール授業を見送る学校がある。子供たちから水辺がだんだん遠くなる。

 こうした状況で懸念されているのが子供の水難事故の増加だ。普段あまり利用しない水辺、監視員のいない浜辺に足を踏み入れることや、水への経験値減が事故発生の可能性を高める。

 同じように見えても、水量や天候などで川や海、湖の状況は変化する。県内の川でも油断、知識不足などによる事故が後を絶たない。

 通常は遊泳場である場所も、閉鎖され、注意する人の目が少なくなれば危険度は増す。親子でのライフジャケット活用などと併せ、いつも以上に慎重に水に親しみたい。(智)

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