特集奈良の鹿ニュース

国原譜

新型コロナウイルスの感染拡大が小康状態となり、観光など自粛されていた人の移動が徐々に回復。県内の観光地もにぎわいが戻り始めている。 一方、…

 新型コロナウイルスの感染拡大が小康状態となり、観光など自粛されていた人の移動が徐々に回復。県内の観光地もにぎわいが戻り始めている。

 一方、世界保健機関はブラジルなどで感染拡大が続いていると指摘。世界は危険な新局面に入ったとして、改めて各国に警戒を呼び掛けた。

 同感染症はパンデミック(世界的大流行)の状況にあり、一部の国や地域で押さえ込みに成功しても再発の懸念はぬぐえない。国際的な協力と協調があってこそ終息が見えてくる。

 人や物が地球規模で頻繁に行き来する時代。特に近年は経済振興で訪日外国人に負う面が大きく、県観光もインバウンド抜きには語れない。

 いわゆる爆買い景気の再来はもちろん、外国人観光客数の急速な回復も当面は期待できそうにない中で、官民挙げて取り組んできたインバウンド戦略が大幅な修正を迫られている。

 社会面の記事にもあるが「訪日外国人には戻ってほしいが、感染の第2波も怖い」というのが観光関係者の偽らざる本音か。コロナ時代の新しい観光ビジネスモデルの確立まで厳しい模索が続きそうだ。(松)

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド