特集奈良の鹿ニュース

国原譜

日本農業新聞が、新型コロナウイルスの影…

 日本農業新聞が、新型コロナウイルスの影響による都市住民の食生活や農業への意識変化を調べるため、首都圏で街頭調査をした結果(6月18日付)を興味深く読んだ。

 国内農業について「より大切に思うようになった」と答えたのが4割、「家で料理するのが増えた」が62%だった。食生活の変化では「栄養バランスに気を付けるようになった」が34%と、最も多かったという。

 「コロナ禍が、農業や食料について考える契機になり、食生活に変化が表れている」との分析だったが、記事の中に気になる部分が…。

 「『野菜は野菜ジュースを飲むだけ。朝食は抜き、昼食はおなかが膨れる炭酸飲料。夜はコンビニでメロンパン一つ』(50代、1人暮らし)と、失業などで厳しい食生活になったとの回答が続出した」とあった。

 食費を削るというより命も削っている、こうした実態を政治家たちは把握しているのだろうか。コロナ禍という未曽有の国難の中にあるのに国会は閉じられた。

 国会議員平均約320万円の期末手当、返上の話もなく、逮捕されても議員をやめない夫婦もいる。(恵)

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド