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政府は14日、新型コロナウイルス特別措…

 政府は14日、新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言について、奈良など39県の解除を正式決定した。日本の社会は新しいステージに入った。

 宣言は4月7日に7都府県に初めて出され、16日には全国に拡大。5月4日には31日までの延長となっていた。「解除には、まだ早いのでは」といった慎重派から「ありがたい」という歓迎派など、いろいろな意見がある。

 大事なのは、これでコロナとの闘いが終わったわけではなく、これから秋冬にも予想される“第2波”“第3波”に備えておく必要があるということだ。到来が早まる可能性だって当然ある。

 コロナ感染を避けるための今までの生活様式を守り、マスク着用、手洗いの励行、定期的な換気、「3密」を避ける、他人との間隔を2メートル空ける―といった取り組みを続けることが大事だ。

 気を緩めると、ウイルスはそこに忍び込んでくる。「これぐらい、まあ、いいか」という油断が、自分だけでなく、家族や友人、周囲の大切な人たちを巻き込む事態を招く。

 ウイルスとの共生の時代にいることを忘れてはいけない。(恵)

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