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国原譜

五月の薫風が爽やかだが、汗ばむ陽気が続…

 五月の薫風が爽やかだが、汗ばむ陽気が続き、熱くなっているのが宇陀市だ。市民が下した市議選の審判から、次へと舞台が移ろうとしている。

 高見省次市長に対する不信任案が可決されたことで、自らが辞任するか議会を解散するかの選択を迫られ、高見市長は解散の道を選んだ。

 新型コロナウイルスで、世界中が混乱している時期に、選挙をすることに批判の声もあったため、候補者も運動に神経を使った。投票率はやや下がったが、市民の関心は高かった。

 前回より伸びた期日前投票する市民に感動すら覚えた。全国各地でこんな状況下でも選挙は行われているし、ましてや市長の不信任決議の是非を問う大事な選挙だ。

 来週にも開かれる臨時議会で、改めて不信任案が出される見通しだ。市民の意思が示されたのだから、全員が出席して賛否を明確にしたらいい。

 それだけに、解散を断行した高見市長は、自らの進退について考えるべきだろう。選挙で問うて、市長派の議員数も得票数も大きく敗北したことを認めねばなるまい。二度の不信任可決となれば情けない。(治)

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