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国原譜

厚生労働省は28日、新型コロナウイルス…

 厚生労働省は28日、新型コロナウイルス感染症の軽症者らが、ホテルなどの宿泊施設や自宅で療養する際の注意すべき“緊急性の高い症状”として13項目を公表した。

 「いつもと違う表情」といった「表情・外見」、「息が荒くなった」などの「息苦しさ」、家族らが見て「ぼんやりしている」などの「意識障害」―の三つに分類されている。

 初期症状が出ていても、いまだにPCR検査がすぐに行われていない現状がある。自主隔離を余儀なくされ、そのうちに家族に感染するという事例が増えている。

 また検査が受けられず、出張先で症状が悪化し、亡くなってから発見される孤独死の事例もあった。今回の公表は、こうした現状を踏まえての措置で、これからの自己診断の指標になる。

 軽症者向けの宿泊施設は、公表されただけでも全国で1万2千室を確保したというが、まだまだ不十分。感染しても自宅療養を選ぶケースが多いようだが、無念の死に至らないように、自治体が用意した施設での療養への転換も考えるべきではないか。

 命を守るため「観察力」を大事にしたい。(恵)

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