国原譜
曽爾村の鎧(よろい)岳(894メートル…
曽爾村の鎧(よろい)岳(894メートル)を初めて目にした衝撃は今も忘れられない。編集局に異動し、取材先の引き継ぎで先輩記者の車に乗っていた。
「なんだありゃ」と言いたくなる山影が遠くから見えていたが、近くを走る国道のカーブを曲がったとたん、その名の通りよろいのような岩肌を露出させた円すい形の山がどんと現れた。
形もさることながら、中腹付近の岩帯が、SF映画さながら山容を際だたせていた。曽爾村にはそれから何度も足を運んだが、鎧岳の感動はいつも新鮮だった。
その曽爾村に、移住体験施設「ソニゲイト山粕宿」が1日にオープンした。村が地区集会所を改修、宿泊設備のほか、ダイニングキッチンもある。
本紙「暮らし」面では、東京から曽爾村に移住した高松和弘さん夫婦の連載「農村生活泣き笑い」が53回を数える。豊かな自然の中の暮らしがいつも楽しい。
曽爾村が平成27年に策定した人口ビジョンは、地域社会を維持するため、全村をあげた対策が必要と訴える。今回の施設はもちろん、他にはない自然景観が、大きな力となるだろう。(増)
「なんだありゃ」と言いたくなる山影が遠くから見えていたが、近くを走る国道のカーブを曲がったとたん、その名の通りよろいのような岩肌を露出させた円すい形の山がどんと現れた。
形もさることながら、中腹付近の岩帯が、SF映画さながら山容を際だたせていた。曽爾村にはそれから何度も足を運んだが、鎧岳の感動はいつも新鮮だった。
その曽爾村に、移住体験施設「ソニゲイト山粕宿」が1日にオープンした。村が地区集会所を改修、宿泊設備のほか、ダイニングキッチンもある。
本紙「暮らし」面では、東京から曽爾村に移住した高松和弘さん夫婦の連載「農村生活泣き笑い」が53回を数える。豊かな自然の中の暮らしがいつも楽しい。
曽爾村が平成27年に策定した人口ビジョンは、地域社会を維持するため、全村をあげた対策が必要と訴える。今回の施設はもちろん、他にはない自然景観が、大きな力となるだろう。(増)