国原譜

 時代や技術の進展とともに失われていく感覚、言葉がある。気象関連もそれに含まれそうだ。

 地方気象台などでの目視から自動への観測移行もあり快晴、薄曇りといった表記、表現を見聞きする機会が減りつつある。大差ないかもしれないが、色彩などと同様、繊細な観察眼、表現力がまた失われる気がする。

 まだ耳にできるのが、NHKラジオ第2での気象通報。漁業気象だが、日本を含む東アジア地域の気象が知れる。

 各地点の風向風速と気圧、気温などが読み上げられ、他の情報と合わせると天気図が書ける。かつて天気図作成に熱中した頃は気象の差異から各地の情景を想像し、見知らぬ地への思いを募らせた。

 ただインターネットで天気図が入手可能になり、毎日の放送も午後4時からの1回に減少。富士山の情報も今はそっけなく、天気図用紙も入手しにくくなっているが。

 新型コロナウイルス感染予防で休校が延び、外出もはばかられる時期。データを聞き漏らさない集中力を要し、東アジアへの関心増も期待される天気図作りは、在宅中の過ごし方としてどうだろう。(智)

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