国原譜

 新型コロナウイルス感染拡大で、多くの文化芸術分野イベントが中止となっている。宮田亮平文化庁長官は、「文化芸術に関わる全ての皆様へ」と題したメッセージを公開した。

 その中で、宮田長官は国の中止要請に応じたことに感謝。苦渋の選択で生活の糧を失った芸術家たちをおもんぱかった。

 自らも金工作家である宮田長官は「過去に幾度も活動が困難となる事態に遭遇した」と人生を振り返った上で、「明けない夜はありません。今こそ私たちの文化の力を信じ、共に前に進みましょう」と呼びかけた。

 しかし、具体的な支援や補償についての言及はなった。そのため、ネット上では「ポエムはいらないから金を出せ」などと辛辣な言葉が並ぶ。

 文化芸術分野で数百億円から数兆円の支援策を掲げる欧州各国に比べ我が国の動きは遅い。しょせん、我が国では文化芸術は余裕のあるときの余暇であり、文化財は観光振興の道具に過ぎないのか。

 文化芸術の危機を前に文化庁が行動を起こしたことは評価したい。同時に具体策を示せない宮田長官にも同情を禁じえない。(法)

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