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県の新年度一般会計予算案は約5609億…

 県の新年度一般会計予算案は約5609億円。そして奈良市の同予算は約1441億円。桁が大きく実感がないが、もとは私たちが払った税金。

 企業が負担する税金も社員の稼ぎで出ている。国からの交付金なども同じ。だから納税者は公金を自分のものとして使途に関心を持たねば。

 予算書は取っ付きにくく、項目も多岐にわたっていて全部を確認するのは難しい。それでも日ごろの暮らしや仕事、また趣味などに関係する予算を探せば興味も湧いてくるはずだ。

 まずは身近な市町村の予算から。注目すべき分野は世代によっても違うだろうが、子育て支援や医療、高齢者福祉などの施策は要チェック。

 近隣の市町村と比較、さらに県の支援も知れば自分たちが住んでいる地域の良さと課題が見えてくる。中には助成金など、うまく利用すれば得する制度の発見もあるかもしれない。

 総額では分かりにくいが、県予算を人口で割れば1人当たり約40万円、奈良市の予算も同じく約40万円。それだけの額がどう使われようとしているのか。付託を受けた議員による審議が間もなく始まる。(松)

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