注目記事読者に奈良の地酒プレゼント

国原譜

県が国際会議に対応できる交流拠点として…

 県が国際会議に対応できる交流拠点として建設した県コンベンションセンターが4月にオープンする。内覧会で印象深かったのは県産材を生かした内装だ。

 2千人を収容できるコンベンションホールはもちろん、大小の会議室やロビーなど、壁面の多くが丁寧に加工された木材で装飾されていた。

 ホールのドアは取っ手の内側だけ木として削り跡を残し、握ったときに温かみが感じられるようにしたという。施設を特徴づけるこれらの木々は、時とともに風合いを増すのだろう。

 案内の担当者に言われるまで気付かなかったが、ホールや会議室の床を縦横に走る直線模様は、平城京の碁盤目道路「条坊」をイメージしている。

 奈良らしさを存分に詰め込み、2千人規模の国際会議が開ける施設。元県職員だった参加者の一人は「こういう施設が今まで奈良県にはなかったから」とつぶやいた。

 国際空港評議会のアジア太平洋地域総会など、すでにいくつもの予約が入っている。来場者の反応が楽しみだ。ちなみに外壁のイメージは正倉院。県にとってどのような宝庫となるのだろう。(増)

 

 

特集記事

人気記事

  • 奈良の逸品 47CLUBに参加している奈良の商店や商品をご紹介
  • 奈良遺産70 奈良新聞創刊70周年プロジェクト
  • 出版情報 出版物のご購入はこちらから
  • 特選ホームページガイド