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国原譜

奈良公園に集中する観光客を分散させて混…

 奈良公園に集中する観光客を分散させて混雑を緩和し、滞在時間を伸ばして消費拡大にもつなげる。そんな妙案が県の大宮通りプロジェクトだ。

 奈良市の観光スポットである奈良公園と平城宮跡を結ぶ大宮通り周辺を一体的に整備する計画で、観光客の動線を西に伸ばすのがポイント。

 その原動力として重要な平城宮跡では平成30年3月に朱雀門ひろばがオープン。そして今春は奈良市役所前の奈良署と県営プール跡地の活用で、新たな交流拠点がまちびらきする。

 きのう報道公開された県コンベンションセンターは大規模な国際会議などを招致、奈良の観光ブランドを高めるのに欠かせない装置となる。

 一般の観光客や県民にとってなじみが薄い印象だが、県内初お目見えの蔦屋書店は関心を集めそう。また来年1月の大立山まつりが同所で開催を予定するなどイベント利用も注目。

 荒井知事は平城宮跡南側の工場跡地活用にも意欲を示しており、大宮通りプロジェクトはさらに進化をし続ける勢い。県庁と奈良市役所を結ぶ東西軸としても機能し、県勢発展につながればと期待する。(松)

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