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国原譜

豪華客船のクルーズ旅行は、かつては富裕…

 豪華客船のクルーズ旅行は、かつては富裕層の娯楽だった。十数年前に、2人とも公務員だった叔父夫婦が2人の退職金をはたいて日本最高級の客船で世界一周してきた。

 一生の思い出にはなったが、高額の旅費のほか、写真撮影やアルコール飲料費などが予想外にかかった。周囲はほとんどがセレブな人々で、やや肩身の狭い思いもしたそうだ。

 その後、欧米のように日本でもクルーズは大衆化されてきた。激安で有名な通販会社が大型客船で貸切クルーズを企画。クルーズが日本に定着したのを実感。

 普通、クルーズ費には食事のほか、船内のショーやイベントの参加費も含まれるので、割安との見方も。荷物を部屋に置いて旅行でき高齢者に優しい。

 そんな流れに冷や水を差す出来事が。新型コロナウイルスの肺炎に感染した乗客(香港で下船)がいたクルーズ船が、検疫のため横浜に停泊。乗員乗客約3700人は不安でいっぱいだろう。

 クルーズ客は、感染症に弱い高齢者の割合が圧倒的に多いのも気がかり。肺炎の感染が収束しないと老後の楽しみも奪われかねない。(栄)

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