国原譜
リニア中央新幹線の全線開業を見据え、県が…
リニア中央新幹線の全線開業を見据え、県が観光振興の長期戦略を打ち出した。目標は年間外国人観光客700万人、同消費額2000億円だ。
詳しくは本日付の記事に譲るが、リニア計画は中間駅の誘致合戦にとどまらず、いよいよ地域活性化の具体策を検討する段階に入り始めた。
ただ20年後の未来像といえば厳しい数字も突きつけられている。国立社会保障・人口問題研究所の推計で令和22年の県は約100万人まで減少。少子高齢化問題は避けて通れない。
だからこそ積極的な政策が求められる。座して待つだけなら、人口問題はさらに深刻化するし、逆にインフラ整備は進展の速度を遅らせる。
もちろん構想ばかり大きくて実現性がなければ意味がないし、強引な手法は逆効果に終わる。行政の独り相撲ではなく、民間企業や住民パワーをうまく引き出す工夫も欠かせない。
来訪者にとって魅力的なだけでなく、関連事業を営む人たちにとっても稼ぎやすく働きやすい地域にできれば、観光主導で地域経済の活性化、ひいては少子化対策面でも効果が期待できるかもしれない。(松)
詳しくは本日付の記事に譲るが、リニア計画は中間駅の誘致合戦にとどまらず、いよいよ地域活性化の具体策を検討する段階に入り始めた。
ただ20年後の未来像といえば厳しい数字も突きつけられている。国立社会保障・人口問題研究所の推計で令和22年の県は約100万人まで減少。少子高齢化問題は避けて通れない。
だからこそ積極的な政策が求められる。座して待つだけなら、人口問題はさらに深刻化するし、逆にインフラ整備は進展の速度を遅らせる。
もちろん構想ばかり大きくて実現性がなければ意味がないし、強引な手法は逆効果に終わる。行政の独り相撲ではなく、民間企業や住民パワーをうまく引き出す工夫も欠かせない。
来訪者にとって魅力的なだけでなく、関連事業を営む人たちにとっても稼ぎやすく働きやすい地域にできれば、観光主導で地域経済の活性化、ひいては少子化対策面でも効果が期待できるかもしれない。(松)