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国原譜

何げなくテレビを見ていたら、下北山村の池…

 何げなくテレビを見ていたら、下北山村の池原ダムが「バス釣りの聖地」としてクローズアップされていた。釣りには不案内なので、このような聖地が県内にあるとは知らなかった。

 ブラックバスといえば、一般には環境を破壊する「悪者」として知られている。ところが、池原ダムのバスは、村が観光資源として売り出しているのだ。バスとしても本望だろう。

 一方、休業していた上北山村の村営ホテルが、再開に向けて動き出したとの報道(本紙8日付)があった。登山者やサイクルリストなどアウトドア客を見込む。

 外国人観光客増でにぎわう奈良市に対して、県南部の観光地にはインバウンド効果が波及していない。道路整備などで県観光の「南北格差」を解消するのが県の課題である。

 過疎化で悩む県南部地域にとって、雇用にもつながる観光振興は重要な活性化策。自然豊かな環境は、まだまだ隠れた観光資源があるとみられる。

 県南部を「新聞ネタの宝庫」と称した同業他社の記者がいた。観光資源も同様だろう。「発掘」しなければならないのは遺跡だけではない。(栄)

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