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投票率が過去2番目の低さとなった参院選…

 投票率が過去2番目の低さとなった参院選から1週間。与党は目標の改選過半数を上回り、選挙後の世論調査では、わずかながら安倍内閣の支持率も上がっている。

 今年1月の本紙オピニオン覧で、文芸評論家の斎藤美奈子氏が、自民党の高支持率を論じていた。野党が一致団結して安倍政権打倒を叫べば次の選挙に勝てるのか。答えは「ノー」。

 若者の目に映る野党を斎藤氏は「文句ばっかりいってるクレーマー。相手の失策につけ込んで敵失をつつき続けるウザいやつら」と表現する。

 今回の参院選でもこの世代の自民党支持率は高止まりで、県選挙区の候補者選択にも表れていた。斎藤氏は人気の落ちた芸人に例えて「ひたすら自分の芸を磨き、聴衆に『こっちの方が好き』と思わせるしかない」とする。

 対決型の選挙から選択型へ。「いいね!」の数を増やすことから道は開けるという。

 衆院選は年内にも予想され、次の戦いはすぐそこにある。県内3選挙区で野党はどのような戦いを見せるのか。候補者の擁立さえ不安視される状態では、若者の目はさらに冷たい。(増)

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