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国原譜

第25回参議院議員通常選挙が終わった。…

 第25回参議院議員通常選挙が終わった。県選挙区では、自民党現職の堀井巌氏(53)=公明党推薦=が、2新人の挑戦を退けて2回目の当選を果たした。

 外務大臣政務官など、1期6年にわたる実績を訴え、手堅く保守票などをまとめた。野党統一候補らにつけ入るスキを見せない安定した戦いぶりだった。

 自民公明の与党が過半数を制して、6年半続く安倍首相の政権運営が継続する。野党は、東北地方などで統一候補が自民党候補を破った所もあったが、選挙前の準備不足などもあり、争点を浮き彫りにできなかった。

 ところで今回の選挙で一番問題なのは、選挙区の投票率が49・53%と、平成7年の参院選の44・52%に次ぐ低水準であったこと。高知を除き46都道府県で低下したというから深刻だ。

 福岡、佐賀、長崎、鹿児島は前回比で10ポイント以上が低下したが、これは大雨の影響で致し方ない。全国的に投票率が低いのは、有権者に投票所に足を運んでもらうだけの魅力に乏しかったからだろう。

 次の国政選挙では、こういった事態にならないよう、与野党挙げて努力が必要だ。(恵)

 

 

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