国原譜

 世の中にコンクールは数多いが、「1位なし2位なしの3位」などがよくある絶対評価の厳しい審査で知られるのが、ミュンヘン国際音楽コンクールだ。昨年、ピアノ三重奏部門で1位に輝いた葵トリオの凱旋コンサートがあった。

 会場のやまと郡山城ホールは約700人の入場者。コンサートの集客には苦労するといわれる県内、しかも地味なクラシック室内楽では異例の入りといえる。

 バイオリンの小川響子さんは橿原市、チェロの伊東裕さんは生駒市と2人が県出身で、ピアノの秋元孝介さんは兵庫県西宮市出身。

 曲間に3人の話があったが、故郷に錦を飾り、うれしそうだった。熟年層が多かった客席は、まるで子や孫の演奏を見守るような温かい空気が流れていた。

 といっても演奏は一転して、集中力のある鋭い切り込みで音楽の神髄をあらわにさせた。国内外で圧倒的な人気を誇っているのもうなずける。

 東京一極集中の音楽界にあって、このトリオが県内をはじめ近畿で活躍してくれるのを大いに期待する。ならムジークフェスの目玉にもなりえるだろう。(栄)

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