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国原譜

知事が2巡目国体の県内開催を明言。およ…

 知事が2巡目国体の県内開催を明言。およそ10年後とされるその時を目指し、競技力強化や施設整備の取り組みが順次、動き出すことになった。

 まず最初は主会場問題。これまで全国規模の大会では奈良市の施設が使われてきたが、県が代わって役割を担うべく、新たな提案を示した。

 歴史的な価値も持つ橿原公苑と敷地面積の広い橿原運動公園。この2施設を県と橿原市で交換、県が新たに補助競技場を備えた第1種陸上競技場を造り、次期国体に備えるという。

 ただ計画によっては市民に親しまれてきた身近なスポーツ施設が減る懸念もあり、財源確保も含め課題は多そう。今後の協議が注目される。

 県は国体開催やプロスポーツの定着を見据え、各市町村における拠点施設の中期的な整備構想づくりに取り組むとしており、その中で市民スポーツの振興も積極的に進めてほしい。

 県によると近年、県または政令都市以外の施設で開会式を行ったのは平成28年の岩手国体だけといい、県施設の充実を望む声は多い。もちろん水泳競技会場となる屋内の長水路プールのことも忘れずに。(松)

 

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