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国原譜

今年も雨の季節を迎えた。気象庁の梅雨入…

 今年も雨の季節を迎えた。気象庁の梅雨入り宣言はまだだが、県内でも雨の日が多くなり、地域によって短時間だが激しい雨も降っている。

 大雨による災害が危惧される時期でもある。昨年7月初めには西日本豪雨が発生。中国地方などで死者200人超の大きな被害が発生し、県内でも1人の尊い命が失われた。

 この災害で課題となったのが、情報をいかに住民に伝えて早期避難につなげるかだ。テレビやメールなどで避難情報が発信されたが、実際に行動した人はわずかだった。

 気象庁では今年から切迫性を正しく伝えるために防災情報を5段階の警戒レベルとともに発信。国土交通省も情報を発信する行政と、情報を伝える新聞などメディアとの連携協議会を各地域で立ち上げた。

 ただ、西日本豪雨でも、多くの人々が近隣住民らの呼び掛けをきっかけに避難したという。今、求められるのは情報を正しく理解し周囲に発信できる「避難インフルエンサー」の育成だろう。

 そのためには地域社会の結び付きが不可欠。都市部でも隣に住む人の顔と名前ぐらいは知っておきたい。(法)

 

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