国原譜

 奈良の鹿の保護施設「鹿苑」で今年生まれた子鹿の公開が1日から始まった。229頭の母鹿が保護され、100頭を超える子鹿が元気に育っている。

 母鹿の全てが鹿苑で保護されるわけではなく、奈良公園内で生まれる子鹿もいる。木陰などに隠れて過ごす子鹿たちを見つけ、触ろうする観光客が絶えない。

 子鹿を守ろうとする母鹿に襲われ、観光客がけがをするケースも多数報告されている。また、奈良の鹿愛護会によると、母鹿はにおいで子鹿を判別するため、子鹿に人のにおいが付くと子育てを放棄することもあるという。

 人に慣れた鹿をペットと思う人もいる。しかし、奈良の鹿は純然たる野生動物であり、人との適度な距離が必要だ。

 「拡散希望。子鹿には絶対に触らないでください」。同会が先月下旬、公式ツイッターで呼び掛けたところ、3日現在で11万件を超える「リツイート」が行われ、多くの人々の関心を集めた。

 都市部でこれほど多くの鹿が、人と共生する場所は世界中どこにもない。「鹿と暮らすまち」の住民であることを誇りに思いたい。(法)

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