国原譜

 自宅マンションでの火災避難訓練に参加した。火災発生を知らせる非常ベルを合図に階段を使って屋外に避難する基本的内容だったが、得るものがあった。

 消防署職員の講評で、煙を吸い込まぬようにハンカチなどで口や鼻を押さえて移動することを思い出した。容易に動けない避難困難者を日常的に把握しておく必要性も再認識した。

 先頃、政府の中央防災会議が南海トラフ地震による推計死者数の最新試算を公表した。最悪33万人超から約3割減。建物の耐震化の進展とともに、住民意識の向上も推計死者数減少に寄与したとする。

 公に頼り過ぎず、自らの命はまず自分(たち)で守るとの自助、共助の心構え。県内でも家庭での防災、減災への備え、自主防災組織の充実などが見て取れる。

 ただ準備した用品が適切に使用でき、組織が運営できるかどうかは、大事が起こる前に把握しておくべきこと。定期的に使い、行動してみることが重要だ。

 政府試算は目標到達度はともかく、各人の意識と行動でも最悪の状況の回避が可能な証し。身近な訓練などには積極的に参加したい。(智)

 

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