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国原譜

きょうから6月。となれば梅雨入りも間近…

 きょうから6月。となれば梅雨入りも間近。今年も秋の台風シーズンが終わる頃まで、しっかり気を引き締めて、出水期を安全に乗り切りたい。

 災害防止を図るには、ダムなどハード整備を着実に進めるとともに、それらを適正に管理し、機能を発揮させる運用面の充実も欠かせない。

 被害低減に直結する警報など情報提供に関してはなおさら。観測機器の質と量が向上しても、関係機関や市民に伝わらなければ意味がない。そして広報も量と同時に質が問われる。

 特に課題になるのが伝え方の質。どの時点で何をどう伝え、それによって避難など具体的な行動につなげられるか。行政などの模索が続く。

 混乱を恐れすぎて避難誘導が遅れたり、インターネットで拡散する不正確な情報を制御できないなど。そうした反省から、最近は強い調子で早めに警告を発する方向にあるようだ。

 次に問題になるのは情報を受け止める側。慌てず軽視せず。自分の身は自分で守る自助から始め、地域や職場で協力する共助へと意識を高めて。気象庁の調べでは近畿の入梅は平年で6月7日頃という。(松)

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